羽毛ふとんの現場
布団設計軽石一生使える羽毛布団
一生つかえるかるいしと羽毛ふとん
羽毛ふとんの選び方
まず、自分自身に合った羽毛ふとんの選び方をご説明します。
そして、それがどのように作られるのか、羽毛ふとんの設計工程をご紹介します。
自分に合った最適な羽毛ふとんの選び方
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寝室の室温や住居タイプや体質によって、下記の表を参考に、12から16のTOG(トグ)値のアイコンの色を選んでください。
室温TOG比較表
同じTOG値、つまり同じ色のアイコンでも、設計内容例が異なります。(設計の意味をご理解いただくための参考例です。)
おふとんはシングルサイズ(150x210cm)、立体キルトでマチ高は4センチ、
側生地はポリエステル85%•コットン15%(TTC)で重量:約1kgを使用した場合です。
設計内容チェック
TOG12
TOG13
TOG14
TOG15
TOG16
WWR値(軽くて暖かい性能の数値)の数字が大きいほど、同じ保温性能でも軽いおふとんになります。
羽毛ふとんはダウンとスモールフェザーのミックスですが、ダウンの率が高いほど、軽いふとんになり、WWR値も高くなります。
WWR=TOG値×ふとんの表面積(巾×長さ)/ふとんの総重量
注意:側生地が綿100%ですと、ポリエステルを含む生地より重くなり、WWR値が下がりますが、悪いということではありません。
また、ポリエステル100%ですと、ふとんの総重量は軽くはなりますが、ムレなどの問題が起こり、快適とはいえない可能性もあります。

設計の最大ポイント:
おふとんは長年の検査データをもとに、どのTOG値でも、就寝中のおふとんの中の温度が、理想の暖かさの33℃±1となるように設計されています。
仕上がったおふとんを、実測して確認しています。

温度計
設計方法
次に、なぜ設計可能で、その通りの信頼できる羽毛ふとんが作られるの、そのプロセスをご説明します。

設計工程

ダウン率の設計
1
ダウン率の設計(ダウンとスモールフェザーの割合)
海外のサプライヤーから、必要なダウン率の原料羽毛を仕入れます。(例:ダウン90%スモールフェザー10%の規格品)正確にそのダウン率かどうか、かならず国内に到着後チェックします。
原料羽毛が検査にパスすると、その羽毛から作られる羽毛ふとんのラベルに印字するシリアルナンバーを用意します。
シリアルナンバーは検査機関C.I.L.で登録、検索システムでトレース可能にします。
海外のサプライヤーがどのようにダウンとスモールフェザーを分別しているか、下記のサイト(日本語)を参考にしてください。
www.featherind.com/jp/process-tabs.htm#4
ダウン率の設計ダウン率の設計2
嵩高とダウンパワーの設計
2
原料羽毛(サプライヤー規格品)は圧縮梱包されて到着します。
嵩高、ダウンパワーの確認のため、国内でパワーアップという工程にかけます。
パワーアップ乾燥機に熱と水を加えて、羽毛を攪拌、羽毛を開かせて、嵩高を回復させます。
ダウン率90%の羽毛は通常の規格として、嵩高145cm、ダウンパワー350ですが、それを正しく満たしているか、公的検査機関C.I.L.で検査を行います。
詳細は下記をご確認ください。
www.cil.or.jp
嵩高とダウンパワーの設計1嵩高とダウンパワーの設計2嵩高とダウンパワーの設計3
軽暖性能WWRの設計
3
ここまでで、ダウン率、嵩高、ダウンパワーが特定されます。この設計を変えるには、原料羽毛の段階で依頼します。
WWRは計算により導き出します。
その際に側生地とマチ高(立体キルト)を決めます。生地の重量が影響するからです。
側生地はダウンの飛び出しを防ぐダウンプルーフ加工が施されています。
ダウンプルーフ加工:
もともと羽毛ふとん生地専用に織られた目の詰まった高密度織物にローラーの圧力と熱を使って、糸と糸の隙間をつぶして、空気以外のものが通過することができないようにします。丸い糸がつぶれて四角くなり、目が詰まります。
ただ、何度も洗うと機密性が落ちるので、新しい側生地に変える解体リフレッシュを行う必要があります。
WWR値
生地裁断マチ縫製
水分率に応じた充填量の設計
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正確に、設計通りの充填を行います。
羽毛の水分率を計り、公定水分率に基づき充填量を割り出します。
仮に1.2kgの予定で、水分率が低く1.14kg充填すればよいというような判断を行います。(水分が多いと羽毛が重たくなっているからです。)
側生地の立体マスが20マスの場合、充填機に入力すると、1マス57gと計算され、ペダルを踏むと、自動的に正確な充填量がノズルを通して、マスに充填される仕組みです。
水分率に応じた充填量の設計
保温性能TOG(トグ)値設計
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TOG(トグ)値を計算し、必要な場合、検証のため実測します。
TOGとはアパレルなどに使用されるCLO値と同様、保温性能基準の単位で、イギリスなどで使われています。
TOG値の計測は決められた条件で、決められた試験方法により計測されます。
人が快適と感じる寝床内温度33℃±1を保つための性能数値です。
ここで再び、羽毛ふとんの選び方の設計表にもどります。
TOG値14の場合、設計内容が3つあります。(数字は例)
つまりTOG値14を設計するために、3種類の設計が可能という意味です。
TOG値
TOG値14の羽毛ふとんは、概ね、下記の表の条件を満たしてくれます。
暑がりの人は12℃以下10℃以上の室内でも使えるという目安です。
保温性能トグ値の設計
CILラベルとコンフォートインデックス
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最終的に可視化された設計内容をもとに、羽毛ふとんに下げ札を付けます。
CILラベルはその例です。
www.cil.or.jp/label/
羽毛ふとんは羽毛の原産国や、鳥種や羽毛の色で良し悪しが決められるものではありません。
設計に必要な羽毛の性能インデックスを、長年にわたる実験と検証を繰り返して数値化し、可視化したシステムをコンフォートインデックスといいます。
これについては、下記のサイトで詳しく説明しています。
www.cil.or.jp/comfort/
コンフォートインデックスは、日本製の羽毛ふとんのクオリティーを実証する性能表示でもあります。
世界でもまれな羽毛ふとんの品質の追求と、信頼できるシステムといえます。
CIL 快適睡眠環境研究所(Comfort Index Lab)が発行するCILラベル
CILラベル
消費者が、中身の見えない羽毛ふとんを購入する場合、その性能や品質の信頼性を確認するための公的認証ラベルです。
曖昧だった羽毛のより正確な検査手法の確立と、羽毛が本来持っている性能によるグレーディング、中身が見えない羽毛ふとんの品質保証の確立を目指す事を目的としてCIL 快適睡眠環境研究所(Comfort Index Lab)は設立されました。
必要な性能表示のための検査項目は15項目を超え、メンテナンスを的確に行えば100年は持つと言われる他に類を見ない希少な天然資源としての羽毛を、最大限有効活用するために、消費者に正しい選び方を理解してもらい、より最適な羽毛ふとんをお使いいただけるよう、CILラベルはその品質を保証しています。
ラベルはシリアルナンバーで管理され、使われている原料羽毛の品質検査合格認定日と品質を特定することが可能です。
ホテル・旅館などへのプロ用ユースレンタル寝具も設計•製造しています。
〝羽毛ふとんの現場〟では、旅館やホテル向けのレンタルビジネス〝プロレンタル〟の製品も供給しています。
プロレンタルのビジネスサイトは下記をごらんください。
http://comfort-alliance.co.jp

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