羽毛ふとんの現場

ステイトメント

Who we are
「羽毛ふとんの現場」ブランドは2つの工場(マニュファクチャー)とそれを束ねるマネージメントカンパニーによって成り立っています。
主な仕事は、羽毛ふとんとなる原料羽毛の仕入れと供給、そして羽毛ふとんの製造及び卸しとなります。
1980年の創業以来、今日に至るまで、37年余りを羽毛と羽毛ふとんのスペシャリスト、専業メーカーとして、発展を遂げてきました。
この間、マーケットの主役は、80年代前半の訪問•講習販売、80〜90年代の専門店•デパートによる販売、90年代から2000年代の量販店•ホームセンター•カタログ通販による販売、それを引き継いだのが、SPAや家具店による販売、そしてさらにインターネットによるオンラインショッピングと電波通販(TVショッピングなど)が、現在その販売シェア75%を超える勢いです。
私たちは、この間、常に、流通の主役として変化し続けるマーケットを見据え、臨機応変に対応しつつ、同時に、常に新しいビジネスモデルの開発と構築に取り組んできました。
そこで得た結果が、日本最大の羽毛ふとんサプライヤーとして、その信頼性と優位性により国内シェア40%という実績です。
Our Ethos (基本的価値観•理念)
ひとつのこと、ひとつのものを通して、語ることのできる価値観、理念をあげるとすれば、それは、最適な羽毛ふとんを供給して、お客さまに最高の寝心地を手に入れていだだくことに尽きるといえます。
羽毛という他に類をみない、かけがえのない天然資源をむだなく使うことはもちろん、永続的な研究と開発を行うことで、羽毛の最適化に進化と改革を加え、ブランドとして自信をもって成長していくことを理念としています。
一枚の羽毛ふとんを通して、人々の快適な暮らしに貢献しつつ、さらにリサイクル、リユース、リクレイムなどの資源保護面にもそのノウハウを生かし、ブランドとしてのコンテンツを深めていくことを、さらなる使命としています。
What we have done and What we are doing (沿革)
1980, April 7 創業
1982 100年以上の歴史を持ち、世界最大の原料羽毛供給会社である合隆グループとの提携
(合隆:創業者はアジア人として初めて世界羽毛協会テクニカルチェアマンとなった陳焜耀氏)
2002 伸盛オールインワンファクトリーリニューアル 合隆サイトへリンク
2002 科学技術振興会との協業開始
  ●羽毛全ロットの使用前試験の実施●羽毛ふとんの選び方をデジタル・インデックス化したコンフォートインデックスの開発と実施●特許取得によるオーダーシステムで、ひとりひとりに最適な羽毛ふとんを選んでいただけるシステムの開発
2006 ウエストフェザーパワーファクトリーの開設
2014 世界最大の家具メーカー等のふとん生産工場、世界的に有名なスポーツ/アパレルブランド等のダウンジャケットメーカーを中心とした北米•中国•台湾等の海外展開
2014 次世代マーケットであるシェアマーケットに向けてのコンフォートグリーンブランドを中心とした、メンテナンス付き残価設定のレンタル寝具ビジネス〝プロレンタル〟を稼働
2015 CILギャランティラベルの発行と、羽毛ふとんの充填物の直接品質確認システムの稼働(現在の原料羽毛の取引数量は、国内と海外を合わせると、日本の年間輸入量に匹敵する3千数百トン) CILサイトへリンク
2016 国内羽毛ふとん生産量60万枚を突破(グループ総計)
Our Abilities (技量•能力)
●品質において

・B品を次工程で即除外することで、無駄をなくす。
・パワーアップ後、充填直前の水分率検査など、工程ごとの品質検査で正確で、管理体制の行き届いた品質管理を徹底している。

●経済合理性に基づいた無理のない価格設定

・完全受注生産を実施。季節商品である羽毛ふとんのライン設計を、だれもができる工程として設計しているため、人件費の大部分を変動費化している。
(人件費を固定費扱いしていない)
・部材のグローバル調達
・40年近い経験から得たノウハウと、人的ネットワークによる最適な原料羽毛の調達

●2つの工場の有効稼働が可能にする完全受注安定供給体制

・天災を避けられない日本における、地域の異なる2つの工場での生産シフトで、フレキシブルな高い効率の稼働力を常に維持している。

●羽毛ふとんの設計システムとメンテナンス&リサイクルビジネスなど、先駆的、画期的ビジネスの具現化による人々の暮らしへの高い貢献度

・コンフォートインデックスの開発と確立により、羽毛の性能を可視化。 TOG値とWWR(保温軽暖性能)、最適マチ高の採用など。
・羽毛ふとんのメンテナンスとリサイクル事業、寝具レンタル事業におけるノウハウと実績。

Japan Made

原料羽毛は海外からの輸入にたよらざるを得ません。
日本でも明治時代に、白くて大型の水鳥、アホウドリの羽毛が大量に採取され、輸出された歴史があります。
その結果、アホウドリは絶滅危惧種と化しました。
「羽毛ふとんの現場」ブランドは、貴重な羽毛資源を海外から輸入し、羽毛ふとんとして使い手に届けるまで、2つの工場をフル稼働させています。
原料羽毛の蔵置から、各種検査、パワーアップや洗浄作業での原料蘇生や制菌•抗菌加工、マス目と呼ばれるキルトの部屋ひとつひとつに、手作業で羽毛を充填していくショット作業、検針器や人の目と手と鼻による最終チェックと出荷作業に至るまで、日本人の繊細さと効率と安全を追求した管理システムがJapan Madeの誇りとクオリティを維持しています。
「羽毛ふとんの現場」ブランドは、さらに、公的検査機関であるCILと協同し、羽毛とスモールフェザーの配合率や羽毛のダウンパワー(フィルパワー)などの性能コードとしてコンフォートインデックスを開発、羽毛ふとんの軽暖性能を初めとする各種性能を特定して、お客さまにとっての最適な一枚を製品化するノウハウ(特許)を具現化しています。
海外から見た日本の仕事のイメージ:細やかな気遣い、無類のきれい好き、自然への畏敬、ハードワーク。
同時に、これらは「羽毛ふとんの現場」そのものを語るワードといえます。
徹底した安全管理
「羽毛ふとんの現場」ブランドの工場内では、さまざまな小さなツールが使用されています。
そのツールが誤って製品に混入することを避けるため、危険防止のための徹底したツール管理を行っています。
ほんの小さなミスや不注意が、大きな事故やクレーム要件につながることを防ぎ、同時に現場作業の透明性をはかっています。

環境への配慮

伸盛オールインワンファクトリーでは、工業用水として、鬼怒川(きぬがわ)を中心とする利根川水系の地下水を利用しています。
使用後の汚れた水はバクテリア分解による汚水処理方法を採用、月2回の外部分析機関による水質検査を実施し、排水基準をクリアしてから鬼怒川に戻しています。
2015年の鬼怒川の氾濫によって、大きなダメージを受けました。自然をコントロールすることはできませんが、自然を尊重し、共存し、常に配慮と注意を怠らないことを、実感として学んでいます。

羽毛もまくらの素材となるそばがらも、自然界から得るものです。自然素材を扱うための現場の流儀があります。
「決して、甘くみることをしない、できる手立てはすべて打つ」ということです。
小さな害虫が、致命的なダメージを与えることを知っています。そのために、徹底した管理と防止対策を行っています。

工場プロファイル 1

茨城県下妻市に位置し、羽毛ふとん最大の消費地、都心に近いという立地条件を持つ。
そばを関東平野を南北に流れ、利根川と合流する河川、鬼怒川(きぬがわ)が流れる。
鬼怒川(きぬがわ)は利根川水系の中ではもっとも長い。
源泉は日光の鬼怒沼(きぬぬま)で、上流は深い山間の渓谷を流れ、水深が深いため水の色は深緑色となる。
伸盛のロゴはこの川の色を表現している。
流域には鬼怒川温泉、日光湯元温泉など有名な温泉郷を有している。
もちろん、羽毛の洗浄に使用する水は関東平野を潤す鬼怒川の浄水である。

2015年9月には台風第18号の影響による豪雨で鬼怒川流域で数か所が破堤、伸盛も浸水の被害を受けた。
羽毛は致命的なダメージを受けたが、チームワークで復旧作業にあたり、2年と予想された復旧を半年足らずで成し遂げた。
このチーム力は、そのままカンパニースピリットとして備わっている。

伸盛オールインワンファクトリーは羽毛ふとんの総合工場として知られ、原料加工から羽毛ふとん製造はもとより、羽毛ふとんの丸洗いから保管、リサイクルまですべての工程を一箇所でこなす。
ネット販売や電波通販への商品供給のための必要十分条件として要求される「売れたら作る」に素早く対応できる、今の時代に即した生産体制が組める設備と労力(人件費は固定費扱いではなく、変動費としている)を備えている。

●CIL認証 すべての原料羽毛は精密な事前検査が行われている(自社検査機関ではない、公的検査機関C.I.L.)

●5Sスローガンの実践 https://ja.wikipedia.org/wiki/5S

株式会社 伸盛ホームページ

工場プロファイル 2

兵庫県加東市に位置し、西側に一級河川の加古川が流れる。
古く播州播磨と呼ばれる地域で、歴史的な旧跡も多い。
ウエストフェザーの特質は、合理的なワンウエイの作業導線で知られる管理体制にある。
工場内の導線は急な注文や変更にも即時対応できるように、設備シフトともに国内でもトップクラスを誇る。
1階:入荷→蔵置→パワーアップ→投入
2階:→充填→口縫い→検針→検品→梱包
1階:→出荷(または蔵置)
また、原料羽毛、側生地の保管ロケーションも効率よく整備されている。
原料羽毛は依頼主、ロットごとに管理され、確認業務などのために訪れた顧客関係者に対し、敏速かつていねいな対応をすることで知られている。
即時対応、長期耐久力のあるパワーシフトを、具体的に、羽毛ふとんの生産枚数でみると、以下がその例となる。
2015年10月:48,000枚(1,060,000ショット)
2015年11月:43,800枚(948,000ショット)
2016年11月:45,000枚(878,000ショット)
*ショットというのは羽毛ふとんのキルトマス1つを言う。ふとんの種類によりマスの数が異なる。つまりショット数は一マスごとの充填の回数を表現する。

●CIL認証 すべての原料羽毛は精密な事前検査が行われている(自社検査機関ではない、公的検査機関C.I.L.)

●5Sスローガンの実践 https://ja.wikipedia.org/wiki/5S

株式会社 ウエストフェザーホームページ

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